専攻科日誌

【専攻科】研究活動発表会

 

2月7日(金)、研究活動発表会を実施しました。

本年度は1年目学生1名が「我が家の経営事態調査」、2年目学生2名が「ニュージーランド研修で学んだこと」について発表しました。

1年目学生の坂野下さんは、土壌・草地・子牛の体測・飼料分析・繁殖や疾病の現状など、1年間かけて自家の状況を調査し、まとめました。

2年目学生の丹羽君と板橋君は2か月間のニュージーランド研修で学んだことや、今後の自家の経営で活かしていきたいことを発表しました。

それぞれの発表について、お越しいただいた皆様から沢山の質問やアドバイスをいただき、より学びを深めることができた様子でした。

この専攻科での学びを、この先にも活かしていってほしいと思います。

 

0

〔専攻科〕第2回特別教育活動・冬季交通安全講習会

 

12月23日(月)第2回特別教育活動・冬季交通安全講習会を実施しました。

 

 冬季交通安全講習会では、中標津自動車学校より講師をお招きし、実際に雪道でのブレーキの効きづらさや、ハンドルの切り返しの難しさなどを体験しました。学生たちは何度かパイロンに当ててしまっており、雪道での早めの減速など余裕をもった運転の重要性を再確認していました。

 特別教育活動では、大掃除を行ったあと焼き肉をしました。焼き肉を食べながら1年間を振り返り、さらに親睦を深めた様子でした。今のメンバーで過ごすのも残り3カ月になりました。本年度の学生たちは出身も年齢もバラバラですが、同じ時期に専攻科に通う仲間として、今後も交流をしていって欲しいと思います。

 

0

〔専攻科〕乳牛疾病学

 

 

12月9・11・13日、乳牛疾病学の講義を実施しました。

9日(月)は、北海度根室家畜保健衛生所より2名の講師をお招きし、家畜伝染病予防法等の法令や、根室管内で見られる主な疾病について教えていただきました。「今、発生していないだけで夕方には発生しているかもしれないという気持ちで、管理や予防対策を行うことが大切である。」と、細菌やウイルスがいる前提での予防対策が重要であると学ぶことができました。

11日(水)・13(金)は、NOSAI北海道ひがし統括センターより獣医師1名をお招きし、農業災害補償制度の概要や、乳牛の衛生管理について講義をしていただきました。また、NOSAI北海道にお伺いし、実際の第四胃変位の手術を見せていただきました。

講義を受けた学生からは、「これまで農業災害補償制度について加入していても仕組みを詳しく知らなかったため、とても勉強になりました。家に帰って親と自家がどのような補償に入っているのか話しをするきっかけになりました。」と感想を述べてくれました。

 

0

〔専攻科〕ニュージーランド農業研修帰着式

 

12月5日(木)、中標津空港にてニュージーランド農業研修帰着式を実施しました。

約2か月間のニュージーランドでの研修を終え、学生2名が無事帰国しました。日本とは違う形態の酪農家での実習や、ホストファミリーとの生活を通して多くのことを学び、2カ月前とは顔つきが変わり、充実した研修を行うことができた様子でした。

参加した板橋君からは「言葉の壁や習慣の違いなど、大変なことも多くありましたが、ホストファミリーや現地の方々にとても親切にしていただき、無事研修を終えることができました。酪農の技術のみならず、人のあたたかさに触れ、多くの学びを得ることができました。2か月間で学んだことを今後自家の経営に役立てていきたいです。」と話をしてくれました。

0

〔専攻科〕第1回酪農公開セミナーを実施しました。

 

 11月25日(月)、(株)石井獣医サポートサービス代表 十勝子牛研究会特別顧問 石井 三都夫 様をお招きして、「酪農家を楽にする牛のためのお産」というテーマで講演をしていただきました。本講演は、別海町青少年プラザで開催し、別海町内外から酪農家や関係機関などの多くの方々に聴講していただきました。

 講演では、「お産上手は経営上手!」であることを様々なデータで示していただき、強い索引助産が及ぼす影響や、実際の母牛や子牛に無理をかけない助産方法などの動画を見せていただきながら、教えていただきました。

講演会終了後は、聴講していただいた皆様から、多くの質問が寄せられ、活発な意見交換が行われていました。

 講演を聴いた専攻科学生からは。「これまで自家で行っていた助産では、タイミングが早かったことがわかりました。今後は、助産のタイミングを見直し元気な子牛を育てていきたいです。」と感想がありました。

 講演に来ていただいた皆様、誠にありがとうございました。

次回は、2月17日(月)に乳房炎に関する内容で、第2回酪農公開セミナーを予定しています。

0

〔専攻科〕草地生産学 外部講師による授業

 

 

 11月18日(月)草地生産学Aの授業で、雪印種苗株式会社トータルサポート室高橋 美沙子様をお招きし、根釧地域で栽培される牧草の特性や草地管理方法について講義をしていただきました。

 これまで根釧地域ではチモシーが主幹牧草として利用されることが多かったですが、近年の気候の変化によりチモシー以外の牧草を導入する必要があることや、雑草種に合わせた適切な防除方法を、沢山のデータや写真を用いて教えていただきました。

 講義を受けた学生からは、「草地更新は大変なものだというイメージが先行しやりたくないものだと思っていたが、理論を教えていただいて、前向きな気持ちで取り組めそうになりました。これからの自家の草地管理に役立てていきたいです。」と話をしてくれました。

 

0

〔専攻科〕酪農経営科との合同授業Ⅱ

 

 

11月15日(金)に酪農学園大学農食環境学群循環農学類教授の三枝 俊哉先生をお招きし、「草地の施肥管理~必要最低限の肥料資源で良質牧草を生産する~」というテーマで専攻科学生と酪農経営科の生徒に講義をしていただきました。

 まず草地の施肥管理について、これまで三枝先生が現場で培ってこられた経験やデータを用いて丁寧に説明していただきました。そして生徒たちは、それぞれの家の地域の土壌を用いて施肥設計を行いました。初めてのことで数字と格闘しながらも、施肥量を求めることができました。

 講義を受けた専攻科学生からは「草地においてどのように肥料が利用されているのか理論を学ぶことができ、施肥設計のイメージができるようになりました。現在、自家の草地管理は父がやってくれていますが、今日学んだことをもとに自分も草地管理に携わっていきたいです。」と話をしてくれました。

 

0

〔専攻科〕第7回酪農技術現地研修会

 

11月6日(水)、第7回酪農技術現地研修会で中春別のJGAP認証牧場のリジットファームを視察しました。

代表取締役の森田 哲司様から、JGAPを取得された経緯やJGAPを運用された牧場経営など教えていただきました。

整理・整頓が徹底されており、沢山の工程で作業マニュアルがあり、誰が作業しても同じ基準の衛生管理ができ、誰が作業しても安心安全な作業ができる仕組みがつくられていました。

参加した学生からは、「無駄なものが一切無く、とても整理整頓されていて驚きました。JGAP認証までいかなくても、マニュアル作成や整理整頓を取り入れたいです。」と感想がありました。

0

〔専攻科〕酪農経営科との合同授業

 

11月1日(金)、東京農業大学北方圏農学科の教授 相馬 幸作氏をお招きし、「乳牛がよろこぶ飼料づくり~高品質の粗飼料調整の取り組み~」というテーマで講義をしていただきました。

美味しい牛乳づくりは、美味しい飼料づくりからということで、サイレージ発酵のメカニズムから調整方法まで、これまで相馬先生が現場で研究されてきたことを詳しく教えていただきました。

講義を聞いた専攻科学生からは、「サイレージの品質が翌年の乳生産に大きく影響するので、どんな理論でサイレージ生産ができているのか教えていただけてとても勉強できました。」と感想がありました。

また、本授業は酪農経営科の1・3年生と専攻科学生の合同で実施しました。

普段同じ校舎で学びながらも、これまであまり交流することがなかったので、別海高校で酪農を学ぶ者同士いい刺激になったのではと思います。

0

〔専攻科〕研究活動中間発表会

 

10月25日(金)に、研究活動中間発表会を実施しました。

今回は、「我が家の経営実態調査」と「2024酪農経営 意思決定支援システムの構築」の2つのテーマの発表を行いました。

学生たちは4月から調査・開発してきたことをまとめてきました。

発表後は、活発な質疑応答やアドバイスがあり、研究内容を充実させる良い機会となりました。参加した学生は、「アドバイスをもらったことで、自分自身では気づけなかったことに気づくことができました。2月の最終発表に向けて、研究内容をより充実させていきたいです。」とこれからの研究活動に意欲を見せてくれました。

0