専攻科日誌

〔専攻科〕ニュージーランド農業研修帰着式

 

12月5日(木)、中標津空港にてニュージーランド農業研修帰着式を実施しました。

約2か月間のニュージーランドでの研修を終え、学生2名が無事帰国しました。日本とは違う形態の酪農家での実習や、ホストファミリーとの生活を通して多くのことを学び、2カ月前とは顔つきが変わり、充実した研修を行うことができた様子でした。

参加した板橋君からは「言葉の壁や習慣の違いなど、大変なことも多くありましたが、ホストファミリーや現地の方々にとても親切にしていただき、無事研修を終えることができました。酪農の技術のみならず、人のあたたかさに触れ、多くの学びを得ることができました。2か月間で学んだことを今後自家の経営に役立てていきたいです。」と話をしてくれました。

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〔専攻科〕第1回酪農公開セミナーを実施しました。

 

 11月25日(月)、(株)石井獣医サポートサービス代表 十勝子牛研究会特別顧問 石井 三都夫 様をお招きして、「酪農家を楽にする牛のためのお産」というテーマで講演をしていただきました。本講演は、別海町青少年プラザで開催し、別海町内外から酪農家や関係機関などの多くの方々に聴講していただきました。

 講演では、「お産上手は経営上手!」であることを様々なデータで示していただき、強い索引助産が及ぼす影響や、実際の母牛や子牛に無理をかけない助産方法などの動画を見せていただきながら、教えていただきました。

講演会終了後は、聴講していただいた皆様から、多くの質問が寄せられ、活発な意見交換が行われていました。

 講演を聴いた専攻科学生からは。「これまで自家で行っていた助産では、タイミングが早かったことがわかりました。今後は、助産のタイミングを見直し元気な子牛を育てていきたいです。」と感想がありました。

 講演に来ていただいた皆様、誠にありがとうございました。

次回は、2月17日(月)に乳房炎に関する内容で、第2回酪農公開セミナーを予定しています。

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〔専攻科〕草地生産学 外部講師による授業

 

 

 11月18日(月)草地生産学Aの授業で、雪印種苗株式会社トータルサポート室高橋 美沙子様をお招きし、根釧地域で栽培される牧草の特性や草地管理方法について講義をしていただきました。

 これまで根釧地域ではチモシーが主幹牧草として利用されることが多かったですが、近年の気候の変化によりチモシー以外の牧草を導入する必要があることや、雑草種に合わせた適切な防除方法を、沢山のデータや写真を用いて教えていただきました。

 講義を受けた学生からは、「草地更新は大変なものだというイメージが先行しやりたくないものだと思っていたが、理論を教えていただいて、前向きな気持ちで取り組めそうになりました。これからの自家の草地管理に役立てていきたいです。」と話をしてくれました。

 

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〔専攻科〕酪農経営科との合同授業Ⅱ

 

 

11月15日(金)に酪農学園大学農食環境学群循環農学類教授の三枝 俊哉先生をお招きし、「草地の施肥管理~必要最低限の肥料資源で良質牧草を生産する~」というテーマで専攻科学生と酪農経営科の生徒に講義をしていただきました。

 まず草地の施肥管理について、これまで三枝先生が現場で培ってこられた経験やデータを用いて丁寧に説明していただきました。そして生徒たちは、それぞれの家の地域の土壌を用いて施肥設計を行いました。初めてのことで数字と格闘しながらも、施肥量を求めることができました。

 講義を受けた専攻科学生からは「草地においてどのように肥料が利用されているのか理論を学ぶことができ、施肥設計のイメージができるようになりました。現在、自家の草地管理は父がやってくれていますが、今日学んだことをもとに自分も草地管理に携わっていきたいです。」と話をしてくれました。

 

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〔専攻科〕第7回酪農技術現地研修会

 

11月6日(水)、第7回酪農技術現地研修会で中春別のJGAP認証牧場のリジットファームを視察しました。

代表取締役の森田 哲司様から、JGAPを取得された経緯やJGAPを運用された牧場経営など教えていただきました。

整理・整頓が徹底されており、沢山の工程で作業マニュアルがあり、誰が作業しても同じ基準の衛生管理ができ、誰が作業しても安心安全な作業ができる仕組みがつくられていました。

参加した学生からは、「無駄なものが一切無く、とても整理整頓されていて驚きました。JGAP認証までいかなくても、マニュアル作成や整理整頓を取り入れたいです。」と感想がありました。

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