専攻科日誌

〔専攻科〕酪農経営科との合同授業Ⅱ

 

 

11月15日(金)に酪農学園大学農食環境学群循環農学類教授の三枝 俊哉先生をお招きし、「草地の施肥管理~必要最低限の肥料資源で良質牧草を生産する~」というテーマで専攻科学生と酪農経営科の生徒に講義をしていただきました。

 まず草地の施肥管理について、これまで三枝先生が現場で培ってこられた経験やデータを用いて丁寧に説明していただきました。そして生徒たちは、それぞれの家の地域の土壌を用いて施肥設計を行いました。初めてのことで数字と格闘しながらも、施肥量を求めることができました。

 講義を受けた専攻科学生からは「草地においてどのように肥料が利用されているのか理論を学ぶことができ、施肥設計のイメージができるようになりました。現在、自家の草地管理は父がやってくれていますが、今日学んだことをもとに自分も草地管理に携わっていきたいです。」と話をしてくれました。

 

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〔専攻科〕第7回酪農技術現地研修会

 

11月6日(水)、第7回酪農技術現地研修会で中春別のJGAP認証牧場のリジットファームを視察しました。

代表取締役の森田 哲司様から、JGAPを取得された経緯やJGAPを運用された牧場経営など教えていただきました。

整理・整頓が徹底されており、沢山の工程で作業マニュアルがあり、誰が作業しても同じ基準の衛生管理ができ、誰が作業しても安心安全な作業ができる仕組みがつくられていました。

参加した学生からは、「無駄なものが一切無く、とても整理整頓されていて驚きました。JGAP認証までいかなくても、マニュアル作成や整理整頓を取り入れたいです。」と感想がありました。

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〔専攻科〕酪農経営科との合同授業

 

11月1日(金)、東京農業大学北方圏農学科の教授 相馬 幸作氏をお招きし、「乳牛がよろこぶ飼料づくり~高品質の粗飼料調整の取り組み~」というテーマで講義をしていただきました。

美味しい牛乳づくりは、美味しい飼料づくりからということで、サイレージ発酵のメカニズムから調整方法まで、これまで相馬先生が現場で研究されてきたことを詳しく教えていただきました。

講義を聞いた専攻科学生からは、「サイレージの品質が翌年の乳生産に大きく影響するので、どんな理論でサイレージ生産ができているのか教えていただけてとても勉強できました。」と感想がありました。

また、本授業は酪農経営科の1・3年生と専攻科学生の合同で実施しました。

普段同じ校舎で学びながらも、これまであまり交流することがなかったので、別海高校で酪農を学ぶ者同士いい刺激になったのではと思います。

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〔専攻科〕研究活動中間発表会

 

10月25日(金)に、研究活動中間発表会を実施しました。

今回は、「我が家の経営実態調査」と「2024酪農経営 意思決定支援システムの構築」の2つのテーマの発表を行いました。

学生たちは4月から調査・開発してきたことをまとめてきました。

発表後は、活発な質疑応答やアドバイスがあり、研究内容を充実させる良い機会となりました。参加した学生は、「アドバイスをもらったことで、自分自身では気づけなかったことに気づくことができました。2月の最終発表に向けて、研究内容をより充実させていきたいです。」とこれからの研究活動に意欲を見せてくれました。

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〔専攻科〕視察研修3日目

 

視察研修3日目は、音更町の①小原輝大牧場②小原牧場を視察しました。

①小原輝大牧場では、タイストール用搾乳ロボットを導入した牛舎を見せていただきました。また、飼料給与に関して様々な添加剤などを活用されており、高泌乳群をつくる工夫を凝らした飼料給与を教えていただきました。参加した学生は、「いい牛づくりは、良いエサ作りからだと実感しました。」と感想がありました。

②小原牧場では、「美しさと長命性を目標に」と飼育管理の実際を教えていただきました。また共進会で活躍されている牛を見せていただきました。参加した学生からは、体型の良いきれいな牛ばかりで驚きの声があがっていました。また繁殖管理のポイントについても教えていただき、学生たちは熱心に質問をしていました。

 

1年目学生の坂野下さんは、「3日間で様々な経営形態の酪農家を視察し、経営者の話を聞くことで、経営者としてこだわりを持つことの大切さを実感しました。今後の仕事に生かしていきたいです。」と話をしてくれました。

 

視察にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

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